失われた愛を再演する。
わたしは愛の再演を目的としていた筈が
いつしか喪失のみを再演している
その再演がわたしという密室のなかで繰り返し反響している。
そのたびに壁も床も天井もわたしも。
傷ついて、傷ついて、そして傷つく。
だが、決して死ぬことはない。
これは生き延びるための再演であり、傷なのだから。
死んでたまるものか。
わたしのなかでそう叫ぶ者がいる。
それが誰なのか、まだわたしは見つけられないでいる。
だが、わたしはそう叫ぶ人を信じている。
いつか、その人の肩を叩き、やっと会えたと言えたらいいと思っている。
あなたはとても無謀に、しかし果敢に闘っていたと、その人の肩を抱いてやりたいのだ。